「Googleビジネスプロフィールの投稿機能の使い方を知りたい」
「投稿機能は集客にどのように活用できる?」
投稿機能があるのは知っていても、まだ活用できていない、具体的な使い方がわからないという方はいるのではないでしょうか。
投稿機能を活用できれば、Googleビジネスプロフィールで費用をかけずに集客が可能です。
そこで今回、Googleビジネスプロフィールの投稿機能の基本的な使い方をご紹介します。
投稿機能を活用する際のコツや、投稿したのに表示されない、拒否されるといった場合の対処法も解説するので、参考にしてみてくださいね。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能とは
投稿機能は、検索ユーザーに店舗などのビジネス情報を発信できる機能です。
1,500文字までのテキストや画像などで情報発信することができ、ブログやSNSに似た要素があるのが特徴。
検索結果で表示されるGoogleビジネスプロフィール情報には、最新10投稿分の投稿リストが表示されるので、検索ユーザーへのアピールになります。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能で発信できる情報は、主に以下の5つ。
各々の情報にあったフォーマットで、テキストや画像の挿入、ボタン機能の使用ができます。
① COVID-19の最新情報
店舗の安全衛生の情報など、COVID-19に関わる最新情報を発信
② 特典
会計時にxx%OFFなど、来店者へのクーポンの配布が可能
③ 最新情報
新メニューのお知らせ、再販やリニューアルに関する情報など最新情報を発信
④ イベント告知
セール、不定期イベントなどの告知が可能
⑤ 商品の紹介
アピールしたい商品の情報を、画像と共に紹介
Googleビジネスプロフィールの投稿機能のメリット・効果
投稿機能を活用すると、以下のようなメリット・効果を得られます。
- 潜在顧客にアピールできる
- タイムリーな情報発信ができる
- Googleビジネスプロフィールの表示順位に影響する可能性がある
潜在顧客にアピールできる
投稿を見てもらえれば、まだ店舗のことを知らない潜在顧客にアピールできます。
例えば「新宿駅周辺のカフェ」を探している検索ユーザーが、そのエリアでクーポン付きカフェの投稿を見つけたら、来店してもらえるかもしれません。
また、ホームページまで遷移しなくても店舗情報を知ってもらえるので、潜在顧客へ効率的にアプローチできます。
行ってみたいと思ってもらえれば、来店・売上アップにつながるでしょう。
タイムリーな情報発信ができる
検索ユーザーに対して、新商品や割引、期間限定イベントなどタイムリーに情報発信できます。
Googleビジネスプロフィール上には最新の10投稿分が表示されるだけでなく、期限付き特典やイベントの場合は、期間中を通じて表示が可能。
ユーザーにとっても、知りたい最新情報にすぐアクセスできるメリットがあります。
Googleビジネスプロフィールの表示順位に影響する可能性がある
定期的な投稿は、Googleビジネスプロフィールの表示順位への効果を期待できます。
検索ユーザーに、より良い情報提供することは、Googleの目的の一つ。
ビジネス情報を充実させ、投稿にキーワードに関連した情報が含まれていれば、検索ユーザーにとってメリットになります。
また、情報が古いとユーザーの離脱につながるため、タイムリーな情報を得られることはユーザーのメリットです。
そのため、定期的な投稿はGoogleからの評価に影響する可能性があると言えるでしょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能の使い方
投稿をしたことがない、使い方がよくわからないという方に、投稿機能の使い方を詳しく解説します。
①Googleビジネスプロフィールにログインし、該当のビジネス情報を選択後、左側メニューから「投稿」を選択します。
②「投稿を作成」の5種類のタブから投稿の種類を選び、各項目に入力します。
③プレビューで投稿イメージを確認したら「公開」ボタンで投稿します。
なお、5つの投稿種類の詳細は以下のとおりです。
COVID-19の最新情報
安全衛生の取り組み、臨時休業やテイクアウトサービスのお知らせなど、COVID-19に伴う最新情報をタイムリーに発信できます。
例えば、投稿を見てテイクアウトを利用したいと思ったユーザーに「今すぐ電話」機能で、すぐに利用してもらうことが可能です。
<使用できる入力項目・機能>
・テキスト(必須)
・ボタン機能(省略可):予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話
特典
ドリンク無料サービス、会計時の提示で5%OFFなど、特典情報を手軽に配信できます。
クーポンをきっかけに来店を考える検索ユーザーへアプローチできるので、来店・売上アップに便利。
指定した期間中、Googleビジネスプロフィール上に投稿リストが掲載されるため、効果的にアピールできます。
<使用できる入力項目・機能>
・特典タイトル
・写真/動画
・開始日/終了日
・開始時間/終了時間(省略可)
・テキスト(省略可)
・クーポンコード(省略可)
・特典利用へのリンク(省略可)
・利用規約(省略可)
最新情報
飲食店での最新メニュー、人気商品の入荷情報など、ユーザーの知りたい最新情報の提供に活用できます。
<使用できる入力項目・機能>
・写真/動画
・テキスト
・ボタン(省略可):予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話
イベント
セールイベントの案内の他、季節のイベント開催情報の告知に利用できます。
特典と同様、期間中はGoogleビジネスプロフィール上に投稿リストが表示されます。
<使用できる入力項目・機能>
・写真/動画
・イベントタイトル
・開始日/終了日
・開始時間/終了時間(省略可)
・テキスト(省略可)
・ボタン(省略可):予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話
商品
季節の商品、目玉商品など、商品情報のアピールに便利です。
営業時間など店舗詳細情報だけでなく、商品・サービスの魅力が伝わることで、来店促進を期待できます。
またボタン機能を活用すれば、直接オンライン注文、購入につなげることも可能です。
<使用できる入力項目・機能>
・写真
・商品/サービス名
・商品カテゴリ
・価格(省略可)
・テキスト(省略可)
・ボタン(省略可):オンライン注文、購入、詳細、特典を利用
Googleビジネスプロフィールの投稿機能活用のコツ
ここでは投稿機能を使用する際、より効果的に活用するコツを解説します。
- Googleビジネスプロフィールの投稿をSNSに連携する
- キーワードを入れる
- ユーザーにとってもらいたいアクションを意識する
- クオリティの高い写真を利用する
Googleビジネスプロフィールの投稿をSNSに連携する
SNSへの連携機能を活用して投稿内容をシェアすることで、より多くの人に情報発信できます。
2022年の現時点で、連携できるSNSはFacebookとTwitterの2つ。
フォロワーにシェアされるため、投稿内容の拡散、興味付けを期待できます。
やり方は、シェアしたい投稿の画面を開き「投稿を共有」をタップするだけ。
サイテーションの効果によって検索結果の表示順位への影響を期待できるだけでなく、SNS更新の効率化にもつながります。
キーワードを入れる
キーワードを意識した内容を投稿するとよいでしょう。
「キーワード」とは、ユーザーが検索する際、検索窓に入力する入力ワードのこと。
そのキーワードに関連した情報を充実させることで、Googleに「検索ユーザーにとって有益な情報」と判断してもらえます。
上位表示に影響する可能性があるため、キーワードを入れるように意識してみましょう。
ユーザーにとってもらいたいアクションを意識する
予約を取ってもらいたい、注文してもらいたいなど、検索後にとってもらいたいアクションを意識するとよいでしょう。
投稿の5つの種類によってボタン、リンク情報など必須でない項目もありますが、誘導したい目的に応じて活用するのがポイント。
例えば、最新情報を投稿して予約してもらいたければ「予約」ボタンを活用するとよいでしょう。
クオリティの高い写真を利用する
画像添付の際は、クオリティの高い写真を利用することも重要。
Googleビジネスプロフィール上に表示された際、何の画像かわからないもの、画質の悪いものだと次のアクションにつながりません。
目的に応じてアピールにつながる写真を使うのはもちろん、最低限、Googleビジネスプロフィールの要件を満たすようにしましょう。
形式: JPG または PNG
サイズ: 10 KB~5 MB
推奨解像度: 縦 720 ピクセル、横 720 ピクセル
最小解像度: 縦 250 ピクセル、横 250 ピクセル
品質: ピントが合っていて十分な明るさのある写真を使用します。大幅な加工や過度のフィルタ使用は避けてください。雰囲気をありのままに伝える画像をお選びください。
出典元:Googleビジネスプロフィール 写真のガイドライン
Googleビジネスプロフィールを投稿する際の注意点
活用すれば来店や売上の促進につながる投稿機能ですが、以下のような注意点があります。
- 予約投稿はできない
- 一部の投稿機能を使えない業種がある
- 投稿が表示されない、削除される場合
予約投稿はできない
2022年現時点で、投稿を予約できる公式機能はありません。
投稿機能は、定期的に活用すれば検索ユーザーへのアピールになる一方、都度、投稿作業は必要になります。
ビジネスプロフィールに載るのは最新の一部投稿のみ
Google検索結果のビジネスプロフィールに表示される投稿リストには、最新の10投稿分または期間中の特典投稿、イベント投稿のみが表示されます。
なお、ビジネスプロフィール上には全投稿のリストが表示されないですが「すべて表示」のクリックで、全投稿分のページに遷移が可能。過去に遡って全ての投稿が見られます。
また、Googleマップ検索結果だと最新投稿のみ。投稿をクリックすれば、Google検索結果と同様に全投稿リストが見られます。
一部の投稿機能を使えない業種がある
ビジネスの種類がホテルの場合、一部の投稿機能が使用できません。
COVID-19に関する情報や最新情報、イベント告知などの投稿はできますが、特典を投稿できる機能がありません。
検索ユーザーに情報の混乱を与えないために、特典投稿はできない仕様である点に注意しましょう。
投稿が表示されない、削除される場合
投稿したのにコンテンツが表示されない、削除されたといった場合があります。
投稿コンテンツがビジネスプロフィールのポリシーに反する場合、Googleに拒否される可能性があるためです。
Googleは、以下のような投稿はコンテンツポリシーに反していると示しています。
ビジネスと関係のない投稿コンテンツ
ビジネスを理解する上で無関係な内容は認められません。
例えば、政治的な発言をしたり、個人的な不平不満を述べたりするのは、コンテンツポリシーに反していると見なされます。
スパム
投稿コンテンツがスパムと認識されるものは許可されません。
一例として、奇怪なコンテンツ、解読不能なコンテンツ、フィッシング詐欺などが挙げられます。
不適切なコンテンツ
嫌がらせや差別に当たるコンテンツ、誹謗中傷など不快な感情を与えるものは、投稿しても拒否されてしまいます。
また、暴力的、性的なものをイメージさせるコンテンツも禁止対象です。
プライバシーを害するもの
投稿用に撮影した写真に第三者の個人情報や機密情報が含まれているといった場合、投稿は拒否されます。
例えば、第三者の氏名や連絡先などが掲載されているといった場合も該当します。
電話番号を含む情報
電話番号を含む投稿は拒否される可能性があります。
なお、予約や問い合わせをもらうために電話番号を掲載したい場合があるでしょう。
その場合、投稿ではなくビジネス情報に設定する、または投稿に「今すぐ電話」ボタンを追加することで対応できます。
違法コンテンツが含まれる
アルコールやタバコ、ギャンブルなど規制対象の商品やサービス、犯罪など危険または違法なものは、禁止コンテンツと言えます。
また、児童の搾取、虐待にあたるコンテンツは削除されるだけでなく、警察当局への報告など然るべく措置がとられる場合もあります。
投稿が表示されない、削除されるといった場合、コンテンツポリシーに反していないか、まずは見直しが必要。
それでも投稿が反映されなければ、問い合わせてみるとよいでしょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能まとめ
Googleビジネスプロフィールの投稿機能は、最新情報や特典情報の発信やイベント告知ができる機能です。
活用すればより効率的かつ効果的に、検索ユーザーにアピールできるだけでなく、ビジネスプロフィールの上位表示化に影響する可能性もあります。
投稿する際はキーワードを意識する、次に取ってもらいたいアクションを意識して入力項目を設定するといったコツを押さえましょう。
投稿したのに表示されない、削除される場合は、コンテンツポリシーに違反していないか再確認が必要です。
どうしても反映できなければ、一度問い合わせしてみましょう。
検索ユーザーへ効率的かつ効果的にアピールできれば来店、売上アップにもつながるので、投稿機能を活用してみてくださいね。